あやとりで新たな地域交流の輪を--。そんな思いで地域ケアプラザ等でのイベントで指導にあたるのは7歳の大坂聡志さん(篠原西町在住)だ。4月にわずか半年で史上最年少で指導員の資格を取得。「多くの人に楽しさを知ってほしい。今後も色んな所で活動したい」と、”先生”としての抱負を語った。
わずか半年で
大坂さんが取得したのは、国際あやとり協会が認定する「あやとり教室指導員」。実技に加え、世界各地で発祥したといわれるあやとりの歴史などの筆記試験などに合格すると認定される。大坂さんは、わずか半年ほどの異例のスピードで、史上最年少での指導員資格を取得した。
「外出時の車内での暇つぶしに」と、幼少期に自身もよく遊んでいたという母・旬子さんに勧められたのがきっかけ。解説本を読んで挑戦するうちに熱中し、自宅の本棚いっぱいの本の技を次々とマスター。「最初は私が教えていたけど、あっという間に追い抜かれてね」と旬子さんは語る。その後は、一般向けのレベルでは満足できず、同協会が著した古書も取り寄せた。必死に探し市内の図書館で唯一見つけた一冊は「直近の貸し出しが昭和63年で」と父・正志さんは笑いながら振り返る。
「難しい技に挑戦して、できる技が増えていくのが楽しい」とその魅力を語る大坂さん。「給食袋の紐とか、ちょっとしたものでも、ついつい手が動いてしまう」というほどの熱量と、何時間でも続けられる集中力が上達の秘訣。現在は1000以上の技を習得し、自身で考案した技も200以上に上る。
今月”先生”デビュー
7月6日には、六角橋地域ケアプラザでボランティアとして、高齢者を前に”先生”デビュー。技を披露すると会場も大盛り上がりで、参加者も懐かしさを感じながら積極的にあやとりに挑戦してくれたという。「緊張もなくとても楽しくできた。面白さを伝えることができて嬉しかった」と、大坂さんは初めての体験を振り返る。
イベント開催のきっかけとなったのは旬子さんの一本の電話。「せっかく資格を取れたから、実際に活動できる場所を用意してあげたい」と近隣の施設等に次々と電話をかけた。あやとり指導員という言葉になじみがなく、取り合ってもらえないこともあったというが「好きなことに挑戦できるよう、環境を整えてあげるのが私たちの役目」(正志さん)と、両親のサポートを受け第一歩を踏み出した。
今後も同地域ケアプラザでのボランティアや、大倉山での地域イベントにも参加予定。大坂さんは「少し前までは想像もしていなかった。最近はあやとりをしない人も多いが、一度でいいからその楽しさに触れてもらいたい」と今後の活動に意欲を見せる。旬子さんも「地域との交流を楽しみながら、感謝の気持ちを持って色んな人と接してほしい」と話す。
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