「農業の魅力を広く知ってほしい」--。そんな思いで企画されたホップ栽培見学ツアーが高田町の農家、古川原農園を舞台に行われた。コロナの影響で1年越しの実現。8月6日のツアーに参加した約30人は、ビールの原材料の一つとなる生のホップの摘み取りも体験し、思い思いにその感触や香りを確かめていた。
ツアーの企画段階からアイデアを出したのは園主の古川原琢さん。通常は野菜の有機栽培を行っているが、2016年からホップの栽培を開始した。17年からは、株式会社横浜ビールにホップを提供し、同社とコラボレーションしたビールが生まれている。
今回の企画は、2年ほど前から「ビールがどんな原材料からできているのか知ってもらえる企画はないか」と古川原さんと同社担当者の間でアイデアを温めていたもの。そこには「農業の魅力を知ってもらいたい」との思いも込められていた。農園でのホップ栽培見学に加えて、同社の醸造所見学やクラフトビール飲み比べ等を合わせて旅行会社に提案。2社でツアーの販売が決まったが、昨年はコロナ禍のため実施が見送りとなっていた。
当日、ツアー参加者は、ホップについて説明を聞いた後、摘み取り体験も行った。
海老名市から夫婦で参加した奥野貴司さんは「東北でのホップ栽培は知っていたが、こんなに近くに畑があるとは。香りが爽やかで、後でビールに浮かべて飲むのが楽しみ」と笑顔を見せた。古川原さんは「やっと見学が実現して嬉しい。横浜の農業の幅広い魅力を知ってもらえれば」と話していた。
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