「第55回ミス日本コンテスト2023」のファイナリストに日吉在住の稲川夏希さん(21)が選ばれた。1月23日に最終審査が行われる。ファイナリストは13人。「誰がグランプリでもおかしくないけど、やるからには1位を取りたい」と意気込みを語る。
母の友人の勧めで応募
稲川さんはこれまでに、ピアノの演奏や、競歩の全国大会で1位を取った経験、子ども食堂でのボランティア、日本若者協議会で16人の国会議員と面会し若者の声を届けるなど、様々な活動を行ってきた。これを知る母の友人が同コンテストを勧め、昨年7月に応募した。外見だけでなく、内面の美、行動の美も審査される同コンテスト。ファイナリストに選ばれた時は「一番最初に名前を呼ばれて驚いた。今までの経験が客観的に評価されて嬉しい」と振り返る。
様々な分野を学ぶ
同コンテストの出場者には、健全な夢を叶える力を身につけるため、幅広い視野を養う勉強会が提供される。講師はその世界で極めた人が務める。稲川さんはこれまでに、浮世絵や天皇に関するもの、味噌づくりなどを勉強した。「普段出会えない人に教えてもらうことで視野が広がる。特に印象的だったのは能の勉強会」と稲川さんは語る。「役者の1秒1秒の動きに意味がある。自分が舞台に立って所作をすることは新鮮だった」
夢は弁護士
中学3年の時、日吉地区センターで6歳の男の子に出会い弁護士を目指すようになった。母親の帰りが遅く、菓子パンを食べている男の子に衝撃を受けた稲川さん。高校時代からは、子ども食堂で活動するようになった。「生まれや生活に左右されず、一人ひとりが人生を輝かせることのできる社会」を目指す。
最終審査への思い
負けず嫌いな性格で「やるからには1位」と出願時から思っている稲川さん。勉強会でほかのファイナリストと交流することで、「誰がグランプリになってもおかしくなく、自然に『おめでとう』と言える。皆そう思っていると思う」と12人の人柄の良さを知っていった。「1位をとるために努力は惜しまない。1位ではなかったとしても後悔しない努力をしたい」と最終審査に向けての思いを語った。
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