よりよい横浜市、港北区をめざして 市政報告 主要道の渋滞緩和や地下鉄混雑緩和へ、教育環境改善も求める 横浜市会議員 大山しょうじ
2月15日の横浜市会本会議の各会派代表質問で、山中市長、平原副市長他に質問しました。20項目45問の質問をしましたが、紙面の都合上、その中で「港北区」の課題を中心にいくつかご紹介します。
1日も早い復旧工事の完了を!
3月18日の相鉄・東急直通線の開業は大変喜ばしいことですが、災害時の緊急輸送路でもある環状2号線の新横浜駅周辺が、これまで約9年もの間、相鉄・東急直通線の工事のヤードとして使用され、車線をふさぎ、新横浜駅周辺の渋滞発生の原因となってきました。
約6年前にも私の要望により交通規制が緩和され、当時のひどい渋滞は緩和されましたが、このたびの3月18日の開業を機に、渋滞解消に向け、今後のスケジュールの明示と、「市民目線でスピード感をもって1日も早い工事ヤードの全面開放」を強く市長に求めました。
これまでは「年内」という鉄道・運輸機構の曖昧な回答でしたが、今回の私からの強い要請に対し、市長は「今年の夏頃の交通開放」と「傷んでいる歩道の修繕等も含む復旧工事全体の年内完了」と、これまでよりも前向きな目標の回答を鉄道・運輸機構から引き出したこと、そして、今後も機構に対して「1日も早く完了するよう強く求めていく」旨答弁しました。引き続きチェックしていきます。
6両化により約3割の混雑緩和
車内の混雑緩和や沿線の価値、利便性の向上に向けて、昨年の代表質問でも私が取り上げた、市営地下鉄グリーンラインの(4両→)6両化への取組について、今後の計画と導入効果などを質問しました。
6両化した列車は現在2編成を運行していますが、今年度内に更に1編成の運行を予定していること、令和5年度は7月、11月、来年の3月に3編成、令和6年度には4編成を導入する予定である旨、明らかになりました。また、効果について、車内の混雑が著しい朝の7時46分に日吉駅に到着する列車で比較すると、3割程度混雑が緩和されていることを確認したと交通局長が答弁しました。
5年ものグラウンド使用制限
港北区では菊名小学校で進められる「学校施設の建替え」について、周辺道路が大変狭く、児童の通学時の安全にも関わることでもあり、建替えの機会を捉えた改善と、建替え工事期間中に約5年にも渡りグラウンドの使用が制限されることによる教育環境の悪化ついて、しっかりと対応するよう求めました。
教育長からは、学校敷地を活用して交差点部分に歩行者滞留スペースを設けるなどの工夫、運動会等の行事の際の近隣校の借用の検討、近隣公園や未利用地の活用等の答弁がありましたが、具体性もなく十分でないため今後も求めていきます。
「新横浜大橋〜新羽橋」間の橋梁新設
昨年の代表質問に引き続き、鶴見川の「新横浜大橋〜新羽橋」間の橋梁新設について、今年度と来年度の取組内容について質問しました。周辺では宮内新横浜線が開通し、開通前後の交通量調査を行ったところ、新羽橋での交通量の減少が見られるなど、地域の交通環境も変化しているようです。地域住民の皆さんの関心も高い事業であり、橋梁の早期整備を再度要望しました。
その他の質問項目
●戦略的・総合的な財源確保●全員で食べる中学校給食●小児医療費の無償化●出産費用調査研究事業●データを活用した通学路の交通安全対策●学校の魅力づくり●新たな地域交通施策●DXの推進●Zero Carbon Yokohamaの実現●都心臨海部の新たなにぎわいの創出●新型コロナウイルス感染症対策●救急隊の増隊●持続可能な市政運営の推進に向けて――などについて質問しました。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|