待望の新路線「相鉄・東急新横浜線」が3月18日、開業を迎えた。当日は両社がつながる「新横浜駅」で式典やイベントが行われ、利用者を含む多くの人出で賑わった。都心部との交通利便性や、新幹線利用での中部・関西方面へのアクセスの向上等で、人の動きや地域経済の活性に期待がかかる。
新横浜駅交通広場で行われたオープニングセレモニーには、相模鉄道(株)・東急電鉄(株)に加え、東海旅客鉄道(株)・東日本旅客鉄道(株)・横浜市交通局の5つの路線の駅長が勢揃いした。5駅長が一堂に会するのは初めてのこと。
午前5時8分の出発式にも立ち会った丸山雄二新横浜駅長(相鉄)は、「大きな事業を進めてきて、無事に開業し胸をなでおろしている。相鉄も新幹線とつながるので、(新路線を利用して)関西方面へのお出かけも楽しんで」とあいさつ。川島健一統括駅長(東急)も、「ついに東急の車両が新横浜に。横浜アリーナや日産スタジアムなど人が集まる場所に、相鉄・東急も仲間になることができて嬉しい」と喜びを口にした。
利便性実感の声
開業日となった当日は、日産スタジアムを本拠地とする横浜F・マリノスのホームゲームも開催された。ユニホーム姿の男女2人組は、大和駅から新横浜へ。これまでは移動に横浜駅を経由し約50分ほど要していたというが、「所要時間は半分以下。乗り換えずにそのま来れた。ホームゲームは毎回来るので、今まで以上に応援に熱も入る」と笑顔を見せた。
カメラを持参し友人と訪れた鉄道愛好家の中学生は、西谷駅からの始発列車に乗車した。「せっかくの記念なので。相鉄の車両が新横浜駅にいる光景が見られてよかった」と嬉しそうな笑顔を見せた。
また当日は、同駅北口東広場に特設ブースを設け、限定記念品や地元店・団体によるマーケットも開催された。あいにくの雨模様にも限らず多くの来場者で賑わいを見せ、各種記念券などの限定品は完売も相次いだ。華々しい船出を迎えた新路線。さらなる地域の活性化が期待される。
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