2023年度日本クラブユースサッカー選手権(U―15)大会神奈川県大会が4月から5月に行われ、区内を拠点にする2クラブが、約100クラブ中、上位12位までに与えられる関東予選への出場権を得た。関東の舞台は6月3日に開幕する。両クラブは全国大会への切符を得る上位15枠をかけ、しのぎを削る。
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日本クラブユースサッカー選手権(U―15)大会は、全国の中学生のクラブユース頂点を決める夏の大会。4月から都道府県予選が開かれ、各エリア予選を勝ち抜いたクラブによる戦いが繰り広げられる。
大豆戸FC
大豆戸FCU―15は県大会で第3位の成績を残し、関東大会への出場を決めた。クラブとして同関東大会に出場するのは12回目となり、16期生の現メンバーで、初の全国大会出場を目指す。
現在行われているリーグ戦では「よい内容だが勝ち切れない試合が続いている」(末本亮太監督)という状況だが、今トーナメントでは、選手たちがリーグ戦の敗戦から学び、声をかけ合い、互いの力を補いながら勝ち星を重ねていった。
準決勝ではFC川崎CHAMPに0対2で敗れたものの、末本監督が「リーグ戦で思うような結果が出ない中でも、一人一人が誰かのせいではなく、自分に矢印を向けて成長してきた」と振り返る内容でトーナメントを戦い、関東予選への出場を決めた。
関東大会、6月3日開幕
キャプテンの岩崎廉之介選手(3年)は「関東大会ではチーム一丸となって毎試合、一蹴入魂を胸に掲げ、みんなに感動を与えるサッカーをしたいと思います」と意気込みを語った。
クラブを運営するNPO法人大豆戸フットボールクラブの代表理事でもある末本亮太監督。「(関東大会出場は)価値ある結果。目標は全国大会出場なので、(敗戦の)悔しさを前向きなパワーにして頑張ってほしい」と期待を込めた。
エストレーラFC
エストレーラFCU―15は、クラブ創設以来、初の関東大会への出場を決めた。
菅野将太監督が「苦しい試合の連続だった」と振り返った今トーンメント。リーグ戦等で思うような結果が出ない中、「今の実力を理解し、皆で『勝つためには』を考え逞しくなっていった」(菅野監督)という。ベスト8をかけた一戦で横須賀シーガルズFCに0対4で敗戦を喫したが、相模原のFC.vinculoとの関東大会への出場決定戦を2対1で制し、新たなステージへとコマを進めた。クラブ初の関東進出を決めた今、菅野監督は「チームワークという自分たちの強みを生かして、格上相手にもぶつかってほしい」との言葉を送った。
キャプテンの矢上竜平選手(3年)は「(関東大会出場に)努力が実った感じがして、また、(クラブとして)歴史をつくることができ嬉しかったです。関東大会はレベルが変わるので練習から意識を変えて、少しでもいい結果を残したいです」とコメントした。
クラブを運営するNPO法人エストレーラフットボールクラブの奥村良玄代表は「苦しい時期にも、日々の成長を目指して練習に臨んできた。大きな大会だが、さらなる成長の場としてほしい」と願いを込めた。
上位15クラブが全国へ
関東大会は6月3日に開幕する予定。各地域の代表や関東ユース(U―15)サッカーリーグの計80クラブが出場し、上位15クラブに全国大会への出場権が与えられる。
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