学校に行きづらい子とその親のための居場所「SOW」。篠原町の地域カフェ「cocoしのはら」で、毎週火曜日に親子の場として開かれている。7月25日には、牛乳パックで作った滑り台でスーパーボールすくいを企画。夏休み期間中の地域の子どもたちも集まり、盛り上がっていた。
滑り台に300個のスーパーボールを流し、にぎやかに遊ぶ子どもたち。一方で、別室で静かにゲームをする子どもも。SOW運営メンバーの小嶋恵美子さんは「子どものやりたいことを尊重したいから、参加は強制しない」と話す。親は雑談をしながら、子どもたちを見守っていた。
SOWは3年前、学校に行きづらい子の親が集まり、親子がエネルギーを補充するための居場所を作ろうと立ち上げた。「学校に行きづらく思うのは誰にも起こること。みんなで子どもの成長を見守る、大きな家族のような場所にしたい」と小嶋さん。「失敗しても大丈夫と思えるとか、そういう変化が見られるとうれしい」と話す。企画が一段落し、以前失敗したポップコーン作りにリベンジする子どもたちの様子に、笑みを浮かべた。
今後の目標は、学校に通う以外のいろいろな育ち方を地域に広めること。地域の畑を借りて農業体験など、最近は活動拠点が増え、「地域に根付くよう、大事にしていきたい」という。「夏休み明けは学校に行きたくないと思う子どもが増えるが、地域に受け止めてくれる居場所がある。利用してほしい」と小嶋さんは語った。
![]() ポップコーンづくり成功
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