横浜市立城郷中学校の個別支援級生徒約20人は2月2日、横浜マリノス株式会社と一般社団法人F ・マリノススポーツクラブからなる横浜F・マリノス本社(新横浜)を見学した。同校個別支援級は、見学先企業がなかなか見つからず外部の人とコミュニケーションを図れないことが課題だった。同法人地域連携本部の芝崎啓さんがこの課題に着目。「将来に向けて社会への意識を高めたい」として実施することに。
初めての会社見学に緊張気味の生徒ら。まずは、4グループに分かれてF・マリノススタッフによる企業説明を聞いた生徒らは、仕事のやりがいや大変なことなど、事前に用意してきた質問を投げかけ、興味深そうな様子だった。
その後、総務や経理、営業、広報、グッズ担当などの部署を見学し、真剣に耳を傾けていた生徒たち。社長室に行くと、同社代表取締役社長の中山昭宏さんに、「どうやって社長になったのか」「社長はどんな仕事をするのか」など熱心に問いかけていた。
見学を終えた生徒は、「いろんな人と話すことができた」「こんなところで働きたい」と目を輝かせていた。同学級の担任の一人は、「(生徒たちが)積極的に質問していて嬉しく感じた。見学を通して、どのように社会と関わっていくかを考えるきっかけになれば」と期待を込めた。芝崎さんは「今後は、クラブのパートナーの会社見学もできれば」と口にした。
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