米大リーグで活躍する大谷翔平選手が全国の小学校に寄贈しているグローブが港北小学校(山口昭代校長)にも届き、2月1日の抽選会で当選した3人の児童が「大谷グローブ」でキャッチボールを楽しんだ。
右利き用2個と左利き用1個のグローブが同校に届いたのは1月29日。31日の朝会で山口校長から最初にグローブを使用する児童は抽選で決めると発表された。応募期間は、発表後から翌日2月1日の抽選会前まで。児童の中には「いつ届くのかな」と楽しみにしていた声があったようで、全校児童737人のうち約650人が応募した。
中休みに行われた抽選会では、山口校長が抽選箱から応募児童の名前が書かれた紙を引いた。当選したのは福島香穂さん(2年)、中野陽菜さん(2年)、高橋建晴さん(3年)。3人はグローブをはめ体育館でキャッチボールを行った。応募期間終了直前に応募したという中野さんは、「びっくりしたけど嬉しい」と微笑んだ。また、同校ではキャッチボールエリアを設け、全クラスがグローブをはめられるように計画している。
一方、同校の児童らは、能登半島地震の支援として約700個のカイロにメッセージを書き、PTA会長を務める遠藤教一さんが直接珠洲市に届けた。山口校長は、大谷選手のグローブ寄贈も、児童らの被災地支援も、「見えない人を想像する優しい気持ち」が共通しているとし、「届いたグローブを大切にしてほしい」と話した。
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