特定非営利活動法人日本の竹ファンクラブ(都筑区中川)は1月20日と2月18日両日、小机城址市民の森で、竹を活用したゲルを制作するワークショップを初開催した。
同法人は、放置竹林を整備し、間伐材の活用を図りながらまちづくり等を行っている。モンゴルの遊牧民族が使用する移動式住居「ゲル」を竹で作るワークショップは、昨年入会した下島寛さんが発案。接続部は、パームヤシの皮を原料にして撚(よ)り合わせたシュロ縄を使用し、素材はほとんど自然のものになるように考えられている。
1日目の参加者は9人。小雨の中、竹を切断した後割って、磨くなどの部品製作を楽しそうに行った。2日目は5人が参加し、ゲルを組み立てた。完成したゲルは広げると直径2・5m、高さ約2m、折りたたむと直径約40cm、高さ約1・6mになる。参加者の中にはモンゴルに渡航経験があり「ゲルを広めたい」という人も。
同法人小机支部長の荻原さんは「壁面や屋根にシート等を取り付けるなど活用方法はさまざま。みなさんに楽しんでもらえて良かった」とした。
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