横浜労災病院はこのほど、区内の中学校4校で3年生を対象に、産婦人科医師による「大切ないのち」の出張授業を実施。「いのちの大切さや尊さ」などを中学校卒業前の生徒に伝え、今後の人生に役立ててもらう狙いがある。
市が行う横浜市産科拠点病院事業の一環として、地域に向けた教育・啓発活動として行う出張授業。横浜労災病院が実施主体となり、市教育委員会や医療局と協働し、区内4中学校の協力のもと実施するもの。
2月21日には新羽中学校で出張授業が行われ、同病院産婦人科副部長の大井由佳さんが、3年生約100人を前に講演した。大井さんはスライドを活用し、産婦人科の説明から、月経(生理)についてや妊娠のメカニズムなどをイラストやデータを見せながら解説。流産や妊産婦死亡率などにも触れ、「命を懸けて生まれてくることの奇跡」を語った。また、震災時の避難所などにおいて、生理用品の設置が必要でありながら、男性が運営に関わる事が多いことから、男子に馴染みのない内容でも、「自分事として知識を得てもらいたい」と強調。さらに人間関係や性的接触、避妊、性暴力・ハラスメントなどについても言及し、「自分の行動に責任を持つこと」を強く訴えた。
男子生徒の一人は「大人の話かと思ったけど、自分たちにも関係のあることを知った」と感想を話した。竹内裕香養護教諭は「貴重な機会を頂けた。生徒に伝えたいことだけど、聞きづらい内容。真剣に講演を聴いている姿を見られて良かった」と話した。大井さんは「世界がぐっと広がる中3生が学ぶ事に意義がある。今後も続けていきたい」としている。
同授業は前日20日に日吉台西中でも実施され、大綱中、城郷中でも今日と明日に実施の予定。
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