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「みんなに『母校』を」横浜健育高等学院 学び、自立、就労を育み10年 (福)同愛会 横浜健育センター
社会福祉法人同愛会(本部/保土ケ谷区・高山和彦理事長)が運営する「横浜健育センター」(港北区鳥山町)が、この7月に開設10周年を迎える。同センターは、軽度の知的障がいや発達障がいのある人を対象とし、教育(横浜健育高等学院)と福祉(横浜健育自立センター・横浜健育就労移行センター)を一体的に事業展開する、国内でも数少ない拠点となっている。
センター長を務める中田聡さんに開設から10年経った現在の思いと今後の展望を聞いた。
「伝統」作り、つなげる
――「人生(存在)への支援・援助」という法人理念をもとに、2014年に開設しました
「『知識の学びへの挑戦』『人と人との高め合い』『生きがいのある就労自立を目指して』という教育目標のもと、生徒たちが3年間楽しんで通えるよう運営しております」
――3月15日に節目となる第10回卒業証書授与式が執り行われました
「この10年で約200人の卒業生を送り出しました。コロナ禍では思うような事業ができず、継続できるのかという不安もありましたが、子どもたちにとって『ずっと安心できる居場所』であるという思いを大切にして、保護者や地域の協力を頂きながら進んでこられました。まだまだ『伝統』と呼ぶには早いかもしれませんが、『あきらめないで高卒資格』というフレーズに希望を抱いて入学し、巣立って行った先輩たちが地域社会でまじめに働くことで、健育の卒業生として社会的な信用を得て、伝統を深めてくれています。今年の卒業生たちにも、今までの歴史を継承し、これからの歴史を積み重ねていってほしいと式辞で述べました」
──卒業後も母校で恩師に様々な相談ができるのも大きな特徴ですね
「健育では少人数で学び、生活を送るからこそできる手厚いサポートを行っています。卒業生たちの『健育で学んだことを活かして仕事を頑張っている』などという声を聞くと嬉しいですね。また保護者からも、『毎日楽しそうに通学していて安心できました』『まさかうちの子が就労できるなんて』という喜びの声が届いています」
陽だまりキャビン
――校舎前に変わった建物ができました
「10周年を記念して設置しました。名称を生徒・利用者から募集し、『陽だまりキャビン』に決まりました。木造の本校舎に合わせ、木の香りを感じる温かみのある部屋になっています」
――室内に素敵なタイルアートが飾られました
「タイル一枚一枚を生徒・利用者・職員がそれぞれ色付けをして、みんなで貼り付けた大作です。健育の今後を見守っていってくれるでしょう」
7月に記念式典開催
「7月に行う記念式典では、10年間を振り返るとともに、生徒・保護者との関わりはもちろん、地域との関係もさらに深められたらいいなと思います。そして、この先10年、20年とみんなの『母校』となり続けていきたいですね」
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