港北区では、区の魅力を伝えるショートムービーコンテストを初開催している。現在、15秒から30秒のショートムービーを募集している。同コンテストを通じて、身近にある隠れた港北区の魅力を感じてもらうとともに、多くの人に区の魅力をPRし、区に訪問してもらうきっかけづくりとするもの。区の担当者は「新たな魅力発見に繋がれば」と期待している。
同コンテストは、区内在住または区内に通学している小学生および中学生に応募資格がある「小中学生部門」と、プロ、アマ、個人、団体、居住地は問わず誰でも応募可能な「一般部門」の2部門で構成。小中学生部門最優秀賞1点(賞品はギフト券1万円)、小学生部門賞1点(同5000円)、中学生部門賞1点(同5000円)。一般部門最優秀賞1点(同1万円)、優秀賞1点(同5000円)が用意されている。
審査基準は4つ
担当する地域振興課課長補佐の小松高志さんによると、これまで写真で街の魅力を伝える「フォトコンテスト」は実行されてきたが、動画のコンテストは初めてという。区職員らの間で、「SNSが主流な時代。写真だけでは伝わらないものも動画なら伝えられる」という声が上がり、企画したという。一方で、編集が必要など、ハードルが上がるため、15秒から30秒の短編動画に決定した。審査基準は大きく分けて4つ。【1】テーマ性…港北区の魅力が伝わるか【2】独自性…意外性やオリジナリティのある視点で表現されているか【3】話題性…情報発信力のある内容か【4】構成と技術力…カメラワークや音響、編集方法などの工夫がされているか――。審査員には区長や連合町内会長らが名を連ねる予定だ。
夏休みの思い出に
応募は10月18日(金)までで、テーマは自由。「人物や建築物、食べ物やイベントなど港北区の魅力を伝えられるものなら何でも。夏休みの子どもたちにも、楽しみながらチャレンジしてもらいたい」と、同課地域活動係の道岡円香さん。各小中学校にチラシを配り、参加を呼びかけたという。
応募方法は、応募先メールアドレス(ko-kankou@city.yokohama.jp)に、件名「港北区の魅力募集!ショートムービーコンテスト応募」、部門、氏名、年齢、連絡先電話番号、動画のタイトル等の必要事項を入力しメールを送信。事務局から返信メールで動画アップロード用URLが届くので、そこで自身が作成した動画データをアップロードするというもの。
動画の時間は15秒から30秒、解像度はHDまたはフルHD。アスペクト比は16対9(横型)、ジャンルは実写、アニメ、写真スライド、CG等で制限はない。他のコンテスト等に応募していない未発表の作品に限る。応募数の制限はないが、受賞は1人(団体)1作品まで。審査結果は入選者に直接連絡し、今年12月頃に区のホームページで発表する。
受賞作は区役所のデジタルサイネージなどで放映される予定。小松さんは「まだ知られていない区の魅力が発信できれば嬉しいですね」と話す。
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