神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2024年8月1日 エリアトップへ

新羽町自治会 会費キャッシュレスに 業務の効率化に一役

社会

公開:2024年8月1日

  • X
  • LINE
  • hatena
スマホの画面を見せる豊岡会長
スマホの画面を見せる豊岡会長

 新羽町自治会(豊岡修会長)がこのほど、自治会費などをキャッシュレス決済サービス「PayPay(ペイペイ)」で支払える仕組みを導入した。自治会町内会での導入は全国的に見ても珍しい。集金などの作業を簡略化し、円滑な自治会運営を目指す。

 全国に約30万あるとされている自治会町内会。会費の徴収は会計担当者が集金で行うのが一般的で、大きな手間と時間を要す。また、会費の紛失や盗難のほか、会計担当者を騙った詐欺などのリスクをはらんでいる。支払う側は現金を用意する必要があり、負担に感じるという住民もいる。

 新羽町自治会は今年段階的に町内会運営におけるデジタル化を促進。6月から自治会町内会向けのアプリケーション(ユミコム)を取り入れ、回覧板などの情報交換をオンラインでできるようにした。豊岡会長は「もともと町内会の会長だった人が作ったアプリ。スケジュール管理や電子掲示板、安否確認など、痒いところに手が届く機能が備わる」とその利便性を語る。さらに新たな会費の徴収方法を模索しPayPayの導入を検討。導入にあたって会員にアンケートを取り、約半数の了解を得た。年配者の中には、支払操作に不安を抱える住民もいたが、集金の手間を省けるなどの利点が大きいことを説明し、理解が得られたという。「年配の方でもスマホを持つ方が増えているが、使いこなせていない人が多いのも事実。使えないからやらないのではなく、使えるように変えていかないと。そのためにはフォローが重要」と豊岡会長。

 一方で、自治会離れが進む若い世代の住民に加入を勧めたい考えを持つ。「昨今、各地で起きている災害状況を見聞きするに、地域コミュニティーの重要性は明らか。デジタル化が若者層の加入促進に繋がれば」

祭りで試行

 PayPay導入により、地域行事で販売物を購入する際にも、キャッシュレス決済が可能になった。28日に新田緑道の水広場で開催した「お楽しみ会」で初めて活用し、その効果を確かめた。商品の受け取りがスムーズになり、少ない人員でイベントを運営できるなど、今後にも期待が持てたという。豊岡会長は「業務の効率化など、これからの自治会運営にデジタル化は必須。一歩一歩進めていきたい」と力を込めて話す。

〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉

【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時

https://www.union.kanagawa.lg.jp/1000011/1000645.html

<PR>

港北区版のトップニュース最新6

地域の絆生む催し充実

区民まつり

地域の絆生む催し充実

「横アリ」で合同開催

11月28日

電柱への防犯灯設置拡充

横浜市

電柱への防犯灯設置拡充

青葉区の強殺事件受け

11月28日

水辺の美化続け20年

砂田川

水辺の美化続け20年

愛護会に永年表彰

11月21日

不審な訪問が増加

不審な訪問が増加

市水道局が注意喚起

11月21日

自立支援団体を表彰

横浜市

自立支援団体を表彰

就労訓練、長年受け入れ

11月14日

DXで搬送時間を短縮へ

市消防局

DXで搬送時間を短縮へ

実証事業で早期整備めざす

11月7日

あっとほーむデスク

  • 11月14日0:00更新

  • 7月4日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook