港北区内を拠点とするサッカークラブ、エストレーラフットボールクラブ(奥村良玄代表兼総監督)は8月20日、新吉田町に本社のある産業機械メーカー、アネスト岩田株式会社で、クラブとしては初めてとなる職業体験を行った。
職業体験は、企業で働く人の姿勢やモノづくりの取組みを体感し、将来に生かしてもらおうと実施された。同クラブからのオファーに対し、社会貢献の一環として同社が受け入れ実現した。同社ではまた、定期的にサッカー大会、アネスト岩田カップを開いており、同クラブも参加していた。
同社を訪れたのは、中学2年生の選手33人とコーチら。同社経営管理本部人事総務部部長の和田真志さんは事業説明をするとともに、「サッカーも企業も組織の中で自身の役割があり、主体性を持って多くの情報を収集することが大切。(今日の経験は)今後の挑戦にも生きるので一つでも吸収して帰ってほしい」と呼びかけた。
その後、3組に分かれた選手たちは同社社員の指導のもと、スプレーガンの組立や操作を体験したほか、オフィスやショールームを見学して回った。水を塗料に見立て実際にスプレーガンで塗装を体験した選手は「楽しかった」などと話していた。
奥村さんは「サッカーに努力する中でも、会社があって社会が成り立つこと、親が働いてくれて毎日の生活があることを感謝してほしい。また、この経験が人生を決めてくうえでの参考になれば」と話していた。
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