米作りや自然観察を通し、自然を学ぶ場を提供している鶴見川舟運復活プロジェクト(大谷佐一会長)は9月29日、新横浜公園内の水田で、6月に植えたマンゲツモチ(もち米)の稲刈りを実施した。
当日は、プロジェクトメンバーのほか、新横浜町内会、新羽町内会の子どもたちと保護者らが参加。子どもたちはメンバーに教わりながら慣れない鎌を使い、稲を根元から刈り取った。刈り取られた稲は今後、藁にして、新羽の地域行事である「注連引き百万遍」で作られる大蛇の材料に使用される予定だ。
稲刈り中には、トノサマバッタやオンブバッタ、エンマコオロギ、大カマキリなど多くの昆虫が採集され、種類別に虫かごで展示。また散策時に見つけたオニグルミの実やひっつき虫などの植物、ヤマトシジミ、イチモンジセセリチョウなどの蝶についての解説があるなど、子どもらの自然観察の機会にもなった。
参加者からは「なかなか刈れず、はじめは難しかった。コツがわかってからは楽しかった」「近くの新横浜公園に、たくさんの生き物や植物があることを改めて知る機会になった」という声が聞かれた。6月の田植えから参加した参加者は、「(稲の)変化も見られて良い経験になった」と感想を話していた。
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