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最近の「分娩形式」の変化とは 新横浜母と子の病院 名誉院長 島田洋一氏に聞く
――最近の分娩形式は
「巷では『無痛分娩』でご出産したというご産婦さまが増えています。アメリカの病院では約25年前から無痛分娩を希望する妊婦さまが増加し始め、昨今では70%が無痛分娩、20%が帝王切開、10%が自然分娩となっており、ほとんどが陣痛から分娩、産後の回復までを行う分娩室(L.D.R)での出産です。当病院には産婦人科医、小児(新生児)科医、麻酔科医が常勤して、いわゆる『周産期医療』を実施しております」
――麻酔科医の常勤は珍しい
「産科麻酔は主として『硬膜外麻酔』によって妊婦さまの痛みを取る分娩となります。無痛分娩で用いる硬膜外麻酔は腹部より下方が麻酔され、ご本人の意識が保たれますので、出産直後にかわいい赤ちゃんとの面会が可能です。また、L.D.R分娩は、ご主人さまや上のお子様と一緒に立ち会えるので、喜びは大変大きいものになります」
――メリットがありますね
「しかしながら分娩監視には十二分な注意が必です。分娩遷延(せんえん)や胎児仮死徴候など少しでも早い判断、決断が必要です。私どもの病院は、産婦人科医のみならず、小児(新生児)科医、麻酔科医に加え、内科医も常勤し、『チームワーク医療』で安全・安心を維持しています」
港北区社会福祉協議会 ふくしのまど11月14日 |
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