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港北区版 公開:2025年1月16日 エリアトップへ

竹下区長インタビュー 区をみんなの「ふるさと」に 「つながり」維持、発展へ

政治

公開:2025年1月16日

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思いを述べる竹下区長
思いを述べる竹下区長

 本紙では2025年の年頭にあたり、竹下幸紀港北区長に書面と対面による新春インタビュー企画を行った。竹下区長は、地域の活気が戻った昨年を振り返るとともに、今年の区政運営の重点事項に「区の魅力づくり」を挙げ、そのために防災対策や福祉施策などに取り組むことで、区民が港北区を「ふるさと」と感じ、「いつまでも住みたい、住み続けたい」と願える街づくりを進める姿勢を示した。

 ――まず、2024年の振り返りをお願いします。

 「昨年を振り返りますと、3月には区民文化センター『ミズキーホール』が綱島に開設され、大倉山の区役所に隣接する公会堂に加え、鶴見川の北側に新たな文化芸術の活動・発信拠点が生まれました。

 各地域では夏祭りやスポーツを楽しむ健民祭が開催されるなど、地域活動がかつてのように本格的に戻ってきた1年と感じられ、11月末の区民まつり『ふるさと港北ふれあいまつり』には約2万8000人の方々が横浜アリーナにご来場いただきました。様々なイベントのたびに、多くの区民の皆様にはたくさんの笑顔が溢れ、地域の活気を一緒に感じることができました。港北区で応援する横浜F・マリノスもアジア制覇を目指し、素晴らしい戦いぶりによって多くの感動をいただいています。改めて区民の皆様や多くの企業・団体の皆様のご支援ご協力によって、港北区が活気と魅力に溢れていることを、日々実感する一年でした。この場をお借りして感謝申し上げます」

 ――地域に活気やつながりが戻ってきました。

 「現在、港北区には市内18区最多の約36万5千人の住民の皆様がいらっしゃいます。新旧区民の皆様に『この地にいつまでも住みたい・住み続けたい』と願ってもらえるよう、地域のつながりを維持し、その成長、発展がなされるよう区役所一丸となって一層支援していくことが重要だと考えます」

 ――港北区長として、今年の区政運営における重点事項は。

 「防災対策や福祉施策を確実に推進するとともに、このまちを区民の皆様にとって『ふるさと』として思ってもらえるよう、区の魅力づくりにも引き続き取り組みます。相鉄・東急新横浜線の開通によって市内南西部方面へのアクセス性も向上していますので、再来年2027年に市内(旧上瀬谷通信施設)で開催される『国際園芸博覧会(GREEN×EXPO2027)』をより多くの区民の皆様に知っていただき、その開催を楽しみにしていただければと考えています。

 今後とも、区政の推進にご理解・ご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします」

地域一丸で災害に備え

 ――昨年は、年の初めに能登半島地震がありました。区における防災の取組みについて教えてください。

 「元日に発生した能登半島地震や8月に『南海トラフ巨大地震臨時情報』が初めて発表されたことで、大地震はこの横浜でいつ起こってもおかしくないことを認識し、改めて気を引き締める契機となっています。本市が災害対応力を高めるためには、『自助』『共助』『公助』がバランス良く機能することが重要ですが、昨年4年ぶりに実施した区民意識調査結果を十分に分析した上で、区民の皆様お一人お一人が『自助』に取り組まれ、地域での『共助』による災害の備えが一層強化されるよう、積極的な啓発活動を引き続き実施します。さらに『公助』として区役所では平時から避難所の混乱を防止するための各種施策や区災害対策本部の訓練を実施していきます」

 ――「ひっとプラン港北」は第4期の最終年となります。その進捗と第5期の策定、また認知度アップの課題についてお聞かせください。

 「『ひっとプラン港北』の現第4期計画は、コロナ禍で各地区の活動が自粛・縮小を余儀なくされる中、始まりましたが、昨年は本格的に各地区で活動が再開してきています。計画の認知度アップの課題に対し、区内のある小学校で総合的な学習の時間を活用し、計画を知ってもらう授業を行ったところ、その後、区民まつりで地域と小学校が一緒にクッキーを作成し、販売が行われることとなるなどの、地域のつながりづくりに繋がった事例を参考に今後取り組んでまいりたいと考えています。

 今年は現第4期計画の最終年になりますので、啓発グッズの活用などにより、多くの方々に計画を認知いただけるよう取り組むことと併せて、令和8年度からの第5期計画の策定に向け、地域活動団体などから聴取したご意見などを参考に素案を作成し、多くの区民の皆様からのご意見を伺う機会を夏頃に設けます。ぜひご意見をお寄せください」

 ――最後に、区民へのメッセージをお願いします。

 「港北区の魅力は、区内を流れる鶴見川や丘陵地の緑などが織りなす豊かな自然を有し、日産スタジアムや横浜アリーナなどスポーツやコンサートを楽しむことができる都市型大型施設を身近に抱えるまちであるとともに各地域には様々な活動をされている魅力的な人材にあふれていることだと感じています。

 今年1年が、区民の皆さまにとって良い1年となりますよう、私も全力で取り組んでまいります。本年も、どうぞよろしくお願いいたします」

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