4月5日から始まるD1ライツシリーズに参戦するドライバー 熊谷 圭一郎さん 新吉田町在勤 27歳
ドリフトの技魅せる
○…ドリフト走行の技術を競うD1。国内最⾼峰とされている「グランプリシリーズ」を筆頭に、「ライツシリーズ」、「地方戦」というカテゴリーに分かれている。昨季参戦した地方戦では、自身が在籍していた、圧縮機や塗装機器などの製造・販売を行うアネスト岩田(株)が支援。「気が引き締まった」。応援が力になり、60台中9位でシリーズを終え、今季はライツに臨む。
○…初参戦は個人で出場した一昨年シーズン。結果は予選落ちだったが、同社が来年創業100周年を迎えるにあたり「挑戦」を謳っていることから、温めていた企画書を持ち込み、昨季からサポートを受けられるようになった。車両は180sx(日産)。モノづくりが得意で、カーブの大きさなどのコースの特徴や天気などに合わせて、走りやすい車両に自ら調整する。特に軽量化にこだわり、「振り出しの鋭さや侵入速度が変わる」と理由を語る。
○…都筑区在住。幼い頃から車が好きで、小1の時にガソリンスタンドで180sxを見て、「将来、絶対に乗る」と決意。「止まっているだけでも格好良いのに、走ると迫力があって感銘を受けた」と、その時の衝撃を語る。以降、お年玉や昼食代などをコツコツと貯めて、大学2年で車を購入。小学生の時にドリフト走行できるラジコンで遊んでいたため、操作の仕組みは自然と覚えた。振り返ると「車ばかり」と笑みをこぼす。
○…「来季はアネスト岩田の節目であるため、トップカテゴリーに出たい」と目標を口にする。今季中に出場権を得るため、メンタル強化が喫緊の課題だ。本番、負の感情に流されないように、プロドライバーや他競技のプロ選手のマインドの在り方を学びながら、挑戦を続ける。
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