港北福祉保健センターが先ごろ、港北区役所で成年後見制度の普及促進や、困難事例に適正な対応をするため、関係者が制度の理解を深めることを目的とした「成年後見サポートネット」を開いた。
区役所や区内ケアプラザ、区社会福祉協議会職員が参加したほか、制度に精通する地元行政書士や弁護士、司法書士など約20人が参加。現場の実情に即した問題提起や意見交換が行われた。
当日講師を務めた一人、日吉本町に事務所を持つ加賀雅典行政書士は、成年後見制度の中の「任意後見」の理念や仕組みを解説。申請の方法、費用などの紹介もしていた。加賀行政書士は「自らの意思で財産管理などを行える任意後見。適正な場面で使用していくことには意味がある」と話していた。
参加者からは「任意後見に移行する判断のポイントは難しいが、参考になった」との声が上がっていた。
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