大綱中学校出身で大倉山在住の東京実業高等学校(東京)2年生の小野川稔君が、8月に中国・南京で開催される「第2回ユースオリンピック競技大会」に10000m・競歩で出場する。現在は、高校の合宿などで体力やスピード面の強化を図っており、「優勝を目指す」と意気込んでいる。
小野川君が出場するのは、14歳から18歳までのアスリートを対象とした4年に1度の世界大会。世界各国から選手が集まり、8月16日から13日間の日程で28競技・222種目が行われる。今年5月にタイで行われたアジア地域予選大会で2位に入賞した小野川君は、同大会の出場権を掴んでいた。
「持ち味は終盤になっても崩れないフォーム」と語る小野川君は、歩行中に必ずどちらかの足が地面に接してなければいけない「ロス・オブ・コンタクト」などの反則をこれまでに受けたことがない。そのほか、一定のペースでのレース運びができることを長所に上げるが、その反面で「スピードの強化が課題」と自身を分析する。
5月の予選大会では、中国の選手がレースを引っ張り、5000m付近まではスローペース。周りの選手の息が上がっていたことから自らペースを上げ、終盤まで中国の選手とデットヒートを繰り広げた。しかし、残り1200mでかけられたラストスパートについていけなかったということもあり「嬉しさよりも悔しさが残った」とし、世界大会での雪辱に燃える。
幼少期から走るのが好きで中学から陸上を始めた小野川君。高校で競歩に転向して間もないが「世界大会で結果を残したい。今後の夢は2020年開催の東京五輪で競歩の日本代表になりたい」と夢を語る。今後の活躍に期待がかかる。
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