下田町の住宅街に築・160年の家屋を活用した美術館があること、ご存じだろうか。日吉の森庭園美術館(下田町3の10の34)がそれだ。
この美術館は元々、2013年に亡くなった田邊泰孝さんの自宅とその敷地。泰孝さんの生前から計画され、昨年11月に開館した。現在「記念館」となっているのが、160年前に建てられた泰孝さんの自宅。館内はこのほか、泰孝さんの義息で、今年3月に亡くなった彫刻家・田辺光彰さんの作品などが展示される「美術館」、野生シラカシの巨木や金木犀、四季折々の草花などを楽しめる「庭園」で構成されている。
「記念館」には、人間国宝・芹沢銈介(けいすけ)が描いた、港北公会堂の緞帳(どんちょう)の下絵となった「陽に萌える丘」、「美術館」にはフィリピン・ルソン島の神具農具コレクションなども展示されている。
同館学芸員の田邊陵光さんは「全体で2500坪の敷地があり、350年前の土蔵もあります。自然の美しさを満喫できる空間全体を楽しんでほしい」と話す。
7月18日からは企画展「稲作と信仰」がスタート。
問合せは同館【電話】045・561・3214まで。
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