企業の実践事例から業績アップのための「健康経営」を学ぶセミナーが7月27日に横浜情報文化センターで行われ、経営者や人事、総務担当者ら約150人が講師の話に耳を傾けた。主催は、(公財)横浜企業経営支援財団、横浜市経済局・健康福祉局。
健康経営とは、従業員等の健康保持・増進の取組みが将来的に企業の収益性等を高める投資であると捉え、従業員等の健康づくりを経営的な視点から考え、戦略的に実践すること。横浜市では市民の健康増進と市内企業の活性を図ろうと、市内企業への健康経営の普及に努めている。市ではまた、健康経営に取り組む事業所を横浜健康経営認証事業所としてクラスA〜AAAまでの3つの区分で認証しており、セミナーは、この取組みに多くの企業の参画を促す目的もあった。
区内企業も登壇
基調講演の講師を務めたのは自治医科大学客員教授で内閣府経済財政諮問会議専門委員でもある医学博士、古井祐司氏。「中小企業による業績アップの健康経営」と題し、健康経営への取組み状況や健康への投資の必要性が高まる背景、健康経営により目指すもの等を説明した。
実践事例紹介では市内2社の代表者が登壇。区内新横浜にありクラスAAAに認証されているアクロクエストテクノロジー(株)の新免玲子取締役副社長は「健康経営は、コミュニケーションと組織作りが大切」とし、自社で実践している禁煙や体操タイムの導入、残業減の取組み等を紹介した。
「体操タイムの具体的内容」や「認証までに難しかったこと」についての質問が出るなど、参加者は同社の取組みに関心を持っている様子だった。
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