港北警察署(小島伸治署長)は6月5日、台風やゲリラ豪雨などに備え、風水害対策訓練を新横浜公園の多目的遊水地で実施した。
同署の職員28人が参加し、警察本部危機管理対策課即応対策チームの3人が指導にあたった。
園内の池では、ゴムボートやペットボトルを利用した簡易浮き輪などを使い、溺れた要救助者の救出訓練を行った。
また、同署が協定を結ぶ株式会社エムテックス(松田武代表取締役社長)も参加。同社が事業化しているドローンを活用し、被害者を空中から捜索。ドローンからの情報を受け、ボートを漕いで救助に駆け付けるなど、実際の災害を想定した訓練が行われた。撮影した映像はリアルタイムでテレビ画面に映し出され、参加者からは「全然映像がぶれないな」などと感嘆の声が上がっていた。
溺れた人の救出の目安は、溺れ始めから1分半と言われており、短時間での救助が求められる。「現場では、助けなければというプレッシャーのかかる中での活動となる」と語るのは、同署警備担当次長の柳川謙司警視。「もしもの時、区民の頼れる存在であれるように日頃から備えていきたい」と力を込めた。
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