新設された交番前で笑顔を見せる本橋警部補（右端）ら
区内15カ所目
日吉５丁目に「日吉東交番」が新設された。区内で15カ所目となる交番。地域住民が長く待ち望んだ開所となった。
同交番が担当する地区は、日吉３〜７丁目と箕輪町１、２丁目。このエリアには今まで交番が設置されておらず、地域住民からは、かねてから交番の設置を望む声が上がっていた。神奈川県では、一つの交番に複数人の警察官が常駐できるようにと、現在県内にある約４７０の交番の数を減らしていく方針を示している。しかし、日吉地区は、５年前に比べて人口が５％増加。さらに４月には新たに箕輪小学校の開校を控えていることもあり、新たな交番の設置の必要性が認められる形となった。
「地域住民の方からの要望の声が、設置の一番の要因となった」と話すのは、港北警察署地域企画係の本橋信泰警部補。開所当日に予定されていた開所式は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため延期となったが、「地域の人たちに安心感を届け、身近に感じてもらえる存在になりたい」と笑顔を見せた。
約８年前から交番設置に向け活動を行っていた日吉町宮前自治会。現在会長を務める足立弘さんは、「前会長時代からの望みだったので、無事開所に至ってホッとした」と胸をなでおろす。また、「このエリアは、人や車も多く行き交うが、歩道がない場所もある。児童の登下校時など、警察と地域が一体となって、安全を見守っていきたい」と決意を口にした。
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