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港北区版 公開:2020年8月20日 エリアトップへ

大倉精神文化研究所の理事長に就任し、同研究所長と附属図書館長を兼任する 平井 誠二さん 緑区中山在住 63歳

公開:2020年8月20日

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尽きることの無い探求心

 ○…88年前に実業家の大倉邦彦が創立した「公益財団法人大倉精神文化研究所」の理事長に今年6月就任した。数十年勤めた同所の研究所長、附属図書館長を兼任しての就任とあって「理想論に終わらず、現場を知る人間だからこそできる実践的な財団運営をしていきたい」と力を込める。コロナ禍でも「単に事業を縮小するのではなく、工夫してできることに目を向けたい」と話し、記念館が企画する展示や、市民団体が実施するイベントの協力も行う。

 ○…岡山県出身。高校時代の世界史の教師がきっかけで歴史の面白さにのめり込んだ。大学入学を機に上京し、日本史を専門に学んでいた1987年に非常勤研究員として研究所に入所した。それまで一切手つかずだった研究所の資料整理を任され、膨大な資料に目を通すうち、創立者や研究所、港北区を取り巻く歴史を学んだ。データベースにある資料は現在約10万件。「まだ未整理のものもある。大変だが、知らなかったことを知るのは楽しい」

 ○…妻と、社会人の娘との3人暮らし。息子は愛知県の大学院に通う。双子の子どもたちの子育てに奮闘したといい「ご飯もお風呂も寝るときも一緒。子どもと寝ていたせいか、未だに早寝の習慣が抜けない」と笑う。休日は幅広い地域活動に勤しむ。港北図書館友の会、大倉山公園愛護会、鶴見川舟運プロジェクトは創立メンバーの一人。

 ○…来年は創立者の大倉邦彦氏の没後50年、再来年には研究所の創立90周年も控える。「節目の機会を上手く使い、地域の皆さんに役立つ事業を行いたい」と意気込む。「研究所の企画や資料を通して心豊かになってもらい、人間としての成長を促すのが大倉氏の願い。その信念を受け継ぎ運営していきたい」

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