綱島在住の大畑慶高さんが、昨年末、これまでの人生を振り返り、どのように「もう無理だ」という状況を乗り越えたか、またそのメソッドをまとめた「伝説の元レンジャーが教える最強メンタルの鍛え方」(白夜書房/1500円税別)を出版した。大畑さんは自衛隊の精鋭、アルペンレンジャー隊員の経歴を持ち、退官後の現在は、空手道場、障がい児通所支援事業、エステティックサロン経営、美容機器メーカー業、化粧品製造販売業などの代表を務める異色の人。「コロナ禍だからこそ、社会の役に立つような、メンタルを鍛えるメソッドを伝えたい」と話す。
劣等感乗り越えて
両親は妹の看病のため離れて暮らし、幼少期から祖父母の家で「親子の情」をあまり感じられず育ったという大畑さん。「それが劣等感や幸福感の欠如につながり、10代は荒れた時期もあった」という。だがそれを乗り越え、レンジャー隊や空手チャンピオンに4度なった時の経験、ビジネス上での多額の負債等のトラブルも乗り越えた体験から、一般の人でも可能な、メンタルの「超回復」メソッドを確立。「『心や体のための天然の薬』ともされる、アドレナリンやオキシトシンなど脳内ホルモンを出すための、誰にでもできるトレーニング」として紹介している。
また自分のために頑張るには限界がある、とも。「”他者のため”を目標に設定すると、力を出せるようになる。この本が今苦しい人たちの役に立てば嬉しい」と笑顔を見せた。
港北区版のローカルニュース最新6件
貧困・飢餓撲滅へ 日本の若者たちがチーム設立11月23日 |
|
|
|
|
|