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【Web限定記事】新羽小6年児童 名士たちから、「新羽」を学ぶ 自分たちの住む地域の歴史や成り立ちを探究

教育

公開:2023年7月27日

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座談会方式で、講師の話を聞く児童ら
座談会方式で、講師の話を聞く児童ら

 「地域の方々から新羽の歴史や成り立ちについて聞き、新羽の魅力を見直そう」――。

 市立新羽小学校(佐藤恵子校長)の6年生2クラス73人が6月末、総合的な学習の時間「新羽の魅力を探ろう!」の中で名士たちから地域について学んだ。

 同小では、これまでにも「わら蛇づくり」を通して、町の歴史や伝統について学ぶ機会を設けてきた。また、近所にある西方寺に出かけ、住職の話を聞くなどの活動をしてきたという。

 今回の授業では、学校から相談のあった同小学校地域連携コーディネーターの佐藤建二さんが、つながりのある西方寺の伊藤仁海住職のほか、2004年に『新羽史』を編集した長谷川武明さん、大倉精神文化研究所の平井誠二さん、地元住民で同コーディネーターの小山正博さんら地元の名士らとともに講師となり、新羽の歴史、寺の歴史、昔の暮らしや生活、学校の生い立ち、地名の由来などを座談会方式で児童らに講話した。

 モニターに昔の画像や地図などを映して説明する講師らの話に、真剣に耳を傾けていた児童らからは「学校のあたりが40年前はまだ田んぼだと初めて知り、驚愕した」「新羽がいつからあり、なぜ新羽小があの場所に建てられたのかを知ることができた」「地域に昔からいる人の話を聞くことで、実際の新羽が分かった。昔の地図やバス停に歴史を知るヒントがある、それらをさらに調べてみたくなった」「昔は90%の人が農家だということに驚きました。今は会社で働く人が多く、農家の人が少ないので、真逆だなと思った」「昔は周りにお店がなく、バスや自転車でお店に行っていたと聞き、昔は大変だったということを知った」などの感想が挙げられた。

 佐藤さんは、「講師の皆さんからは『子どもたちが素直で話をよく聞いてくれて話しやすかった』などの感想が聞かれました。新羽史が編集されてから20年以上経ち、その後も町は変化しています。子どもたちが何を感じ、未来の子どもたちに何を残していってくれるのか、とても楽しみ」と語っていた。

 児童らは今後、自分たちで新羽の魅力について、より深く調査していく。その後、その内容を紙芝居とカルタにして発信していく予定だという。

モニターを使い説明する講師陣
モニターを使い説明する講師陣

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