障害者への理解を深めてもらおうと、車いすバスケットボールの体験授業が7月17日、日吉南小学校(山中真紀子校長)で行われ、4年生約120人が参加した。
総合的な学習の時間「誰もが暮らしやすいまち」の一環で、日本車いすバスケットボールアカデミー代表理事の熊谷昌飛さん、所属選手の長田龍司さんの2人が講師を務めた。
授業の前半は、日常生活用車いすと競技用との違いや、競技のルール説明があった後、児童らは実際に競技用車いすに乗り、走行を体験。少しの段差でも登れないことや、高いところのものに手が届かないため、周りの人の助けが必要など、思いやり=心のバリアフリーについて学んだ。
後半は講師を交えて試合形式を実施。乗り慣れない車いすに悪戦苦闘しながらも、懸命にゴールを狙う姿が見られた。男子児童は「操作しながらボールを扱うのが難しかったけど楽しかった」と感想を話した。熊谷代表理事は「障害があっても色々なことに挑戦できる。皆ももたくさんチャレンジして欲しい」と激励した。
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