防災の日(9月1日)にちなみ8月30日(金)、新横浜の奈良建設(株)(植本正太郎代表取締役社長)で、防災イベント「100年後の安心をめざして―過去の災害で得た教訓と課題」が開かれ、会社関係者や近隣住民など70人近くが参加した。主催は奈良建設(株)と同社の100%子会社で防災・防犯用品などを扱う(株)セットアップ横浜。
元海上自衛隊一等海佐による「防災・応災・減災セミナー」では、参加者らは、元海佐の実体験を聴講し、実験で地震による液状化現象の仕組みを学んだ=左上写真。続いて、岩手県釜石市の「いのちをつなぐ未来館」の語り部が東日本大震災の体験談を話し、NPO法人日本トイレ研究所の代表理事が能登半島地震におけるトイレ事情を解説、「はまっ子防災プロジェクト」のプロデューサーが市と連携し中学生に防災を学ばせる取組みを紹介し、参加者らは真剣に耳を傾けていた。
植本社長は「がれきの撤去などで、災害時に一番最初に現場に駆け付けるのは我々建設会社。自治体と連携し、今後も地域の安心・安全を守る活動をしていく」と話し、「このイベントを皆さんの防災意識向上に繋げられれば」とした。
会場には災害用トイレなど、(株)セットアップ横浜が扱う商品の数々が展示され、見学する参加者らの姿が見られた。
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