港北警察署(笠佳孝署長)は9月10日、新横浜駅で盗撮被害防止ミラーの除幕式と盗撮撲滅キャンペーンを行った。
同駅は通勤、通学等で利用する人が多いターミナル駅であり、乗り入れるJR東海、JR東日本、市営地下鉄、相模、東急の鉄道会社5社と協力して実施した。
上りエスカレーターは盗撮されやすい場所。被害を防止するために、同駅13カ所のエスカレーターの壁や足元に、鏡やステッカーが設置された。この取組みは、昨年大阪府警が行った同様の対策を元にしている。実施場所では、背後を気にする素振りを見せた女性の割合が約3倍に増加し一定の効果が得られている。
盗撮防止のためのキャンペーンも同時に実施。チラシやうちわなど約300部を通行人に配布し、注意を呼び掛けた。盗撮犯は、カメラをスカート内に差し込んで撮ることが多い。年齢問わず、スカートの長さも関係なく狙われる。今年8月末までの区内の盗撮認知件数は29件。そのうち駅での被害は19件、同駅では12件。本人が気が付かない場合や言い出しづらい場合があり、実際はさらに多いと考えられている。
同署生活安全課の高橋敏行課長は、「1件でも盗撮を減らしたい。被疑者になり得る人に思いとどまらせられたら」と語った。笠署長は、「人が少ない時の長いエスカレーターで、特に2人きりの時は要注意。背後を気にすることが大切」と呼びかけた。
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