(一社)F・マリノススポーツクラブ本社で10月31日、鴨居中学校(緑区・長島和広校長)「和みルーム」の生徒によるさつまいも販売が行われた。
和みルームは、集団学習に参加することが難しい生徒に多様な学びの場を提供する同校特別支援教室のこと。和みルームでは野菜を栽培しており、水やり等の役割があることで登校しようとする生徒もいるという。
キャリア教育の一環として民間企業と共同で野菜販売を実施。普段接しない大人と関わることや販売体験を通して、社会性を身につけることを目的としている。サイボウズ(株)から会計方法を学び、和みルームにサッカー教室を実施していた同法人の本社でさつまいも販売をすることに。
この日は、紅はるか約160個を用意し、100個ほど売れた。生徒からは「収穫する時は深く埋まっていて大変だったけど、いろんな人が来て買ってくれて嬉しい」「緊張したけど楽しかった」という声が。比較的大きいものより小さいものの売れ行きが良く、「次は値段設定を変えてみよう」と、改善点を話す姿も見られた。
長島校長は「社会に出る力を身につけることで自信もつけ、将来への展望を持ってほしい」と期待を込めた。同法人地域連携本部の芝崎啓さんは「生徒たちにとって良い刺激になれば」とした。
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