神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2024年11月21日 エリアトップへ

砂田川 水辺の美化続け20年 愛護会に永年表彰

社会

公開:2024年11月21日

  • X
  • LINE
  • hatena
表彰状を手にする駒田会長
表彰状を手にする駒田会長

 身近な河川や道路の清掃を行う「水辺愛護会」と「ハマロード・サポーター」への表彰が10月31日に保土ケ谷公会堂で行われ、港北区からは活動20周年を迎えた「砂田川水辺愛護会」(駒田賢一会長)が永年表彰を受けた。

 砂田川水辺愛護会では、砂田川の駒形橋から下村橋までの範囲を活動場所として毎月第一日曜日に定例の清掃活動を実施しており、川の中のごみ拾いや川周辺の草刈りなどの清掃、花壇の整備など行っている。2004年に、自主的に清掃活動を行っていた近隣住民が地元の鳥山町自治会との連帯を求め、会を発足。コロナ禍前までは近隣にある城郷小学校と共同で「クリーン作戦」と称した清掃活動を実施するなど、地域に根付いた活動を行ってきた。現在では、月一回の活動に会のメンバー約20人が参加している。永年表彰をうけ、「あっという間の20年。この地域の人たちが築いてくれたもの。高齢化が進んでいるが、小さい子ども連れで参加してくれるメンバーや遠方から通ってきてくれる仲間もいる。次代のためにも継続していきたい」と駒田会長は語る。

地域開発が影響か

 「昔は泳げるくらいきれいだった。時代が進むにつれ、家庭排水などで汚れていってしまったが、下水が整備されると再び川に魚が戻り、それを食べるカワセミやカワウなどの野鳥が集まった。観察に訪れる人たちも多かったよ」と懐古する駒田会長。しかし、昨今の地域開発工事による砂田川上流の森林伐採などの理由により水量が減っているという。大雨が降ると土砂がたまり、水辺には雑草やガマ(水草)が生い茂るように。それらはごみを隠しやすくするため、ビンや缶、ペットボトルなどのごみの量が以前より格段に増えたという。駒田会長は「今はまた、魚も野鳥もあまり見られなくなった。しかし自分たちの街は自分たちできれいにしないと。若い人や地域を巻き込んで清掃活動を続けていきたい。いつか魚が戻ってくる川になってほしいから」と語った。

活動メンバー(提供写真)
活動メンバー(提供写真)

港北区版のトップニュース最新6

水辺の美化続け20年

砂田川

水辺の美化続け20年

愛護会に永年表彰

11月21日

不審な訪問が増加

不審な訪問が増加

市水道局が注意喚起

11月21日

自立支援団体を表彰

横浜市

自立支援団体を表彰

就労訓練、長年受け入れ

11月14日

全国の舞台で「金」

大綱中合唱部

全国の舞台で「金」

2年連続出場のコンクール

11月7日

DXで搬送時間を短縮へ

市消防局

DXで搬送時間を短縮へ

実証事業で早期整備めざす

11月7日

自転車「ながら運転」に罰則

自転車「ながら運転」に罰則

11月から改正道交法施行

10月31日

あっとほーむデスク

  • 11月14日0:00更新

  • 7月4日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook