意見広告・議会報告
市政報告 横浜にカジノはいらない! 横浜市会議員 大山しょうじ
私は今年度、議会では常任委員会は医療、健康、福祉、介護などに関わる「健康福祉・医療委員会」に、また、特別委員会は、減災及び防災対策の推進に関することを議論する「減災対策推進特別委員会(副委員長)」に所属しています。
韓国のカジノを視察
さて、横浜へのIR(カジノ)誘致に関して、私は先月(8月)中旬、韓国国内で唯一自国民が入場できるカジノ「カンウォン(江原)ランド」や「賭博中毒問題管理センター」を視察してきました。
現地では、▽カジノは開場時間が長く(江原ランドの場合は10時〜翌朝の6時、365日オープン)、上限金額も高いので依存症になる確率が他のギャンブルと比べて5割以上高い調査結果がある▽他の地域から来て依存症になった人達が長期滞在し、治安が悪くなった▽カジノのある地域の自殺率が全国平均の約2倍になった――等の話を聞きました。
また、私も朝の4時から6時までカジノ内に行きましたが、そこで数千人の韓国の人達がギャンブルに興じているという、「よくない意味で別世界の光景」を見ました。
江原ランドはリゾート施設と言われていますが、リゾート全体の売り上げの約9割がカジノで、その負けた人達のお金で他の煌びやかな施設の維持・運営等をまかなっています。横浜に誘致されるかもしれないIR(カジノ)も同じような「カジノ依存」のスキームになります。
賭博中毒問題管理センターの職員からは、▽韓国では「嫌いな人がいれば一緒にカジノに連れて行け」という言葉がある▽カジノでは自分だけでなく家族も崩壊する事例を多く見てきた▽ギャンブル依存症を治療することはとても難しく、一番の予防は「カジノを作らないこと」▽なぜ日本がカジノをつくるのかわからない――との意見を聞きました。そして、職員に日本でのカジノ導入に賛成か反対かを尋ねたところ、賛成した人は一人もおらず、一部答えない人を除いてほとんどの人が反対しました。
韓国での視察を終え、私は改めて「横浜にカジノはいらない!」との思いを強くし帰国しましたが、その直後に、林市長は横浜へのIR(カジノ)誘致を突然表明、誘致のための補正予算案を議会に提案してきました。
「カジノは白紙」「市民、議会の意見を踏まえたうえで方向性を決定」の市長選公約は無視、賛否の市民アンケートもとらず、カジノ抜きの開発提案も門前払いです。
明日、市会で採決!
明日(20日)、横浜市会の本会議でカジノを含むIR関係の補正予算案の採決が行われます。当然私は反対の1票を投じますが、現在の議会構成では可決されることが濃厚です。
ただ、まだ諦めてはいけません。その後は、横浜市として正式に国に対して「認定申請」を行うための市会での議決が1〜2年のうちにやってきます。市会ではここが最後の天王山となります。それまでの間、私は引き続き誘致撤回や市として正式にアンケートなどで市民意見を聞くこと等を求め続けていきます。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
人生100年時代の消費者トラブル対策 参加無料先着400名 申し込み不要 当日直接会場(港南公会堂)へお越しください https://www.yokohama-consumer.or.jp/study/lecture/detail2207.html |
<PR>