全日本空手道選手権大会で優勝した 吉浜 恭介さん 北山田在住 24歳
アンディ胸に目指す世界一
○…得意の上段膝蹴り、硬い拳の連続パンチ、華麗な上段回し蹴り―。フルコンタクトの空手の試合で、相手が立てなくなる威力の技を連発。全試合を一本勝ちで、鮮やかな初優勝を決めた。「この大会に向けて練習してきたので、嬉しいです」と、スポーツマンらしい爽やかな笑顔をみせた。
○…空手を始めたのは小学6年生の時。K-1で活躍する空手家、アンディ・フグへの強烈な憧れがきっかけだった。その”ヒーロー”の魅力を聞くと、「努力の天才」と一言。貧しい境遇から這い上がってきた、力だけではない”強さ”が、少年の目には何よりもかっこよくうつった。「僕も空手で世界一になりたい」。フルコンタクトの空手は、練習も辛いもの。拳、蹴りと、そのままの力を体で受け止める。もちろん、攻めではその逆。自分の苦しさだけでなく、人の痛みまでを知り、不屈の精神を養っている。その成果は確実に実ってきた。同大会の後に行われた大会では準優勝を収め、来年は世界大会出場の切符も手にしている。
○…小さい頃から元気いっぱい。荏田小、中川西中と、少年時代は地元の友達と活発に遊びまわった。現在は自分の鍛錬に加え、週に3日は道場で指導中。教えるのは、自分が育てられた地元の”次の世代”。厳しい練習に、くじけそうになる子どももいるとか。そんな時は、「痛みや苦しさを乗り越えることは、空手だけじゃなくこれからの人生で大切なんだよ。だから今、辛くても乗り越えよう」と熱い目で語りかける。自分で実践してきたことを伝えたい。
○…空手に仕事に、充実する毎日の楽しみはお酒。「みんなで盛り上がるのが楽しい」とニコニコ。地元の友達や空手仲間に囲まれ、気持ちはいつも前向き。道場の先生がいつも言う「かいた汗は嘘をつかない」という言葉を胸に、努力の日々を送る。まぶしいほどの若いパワーで、世界チャンピオンへの道を走り続けて欲しい。
〈神奈川県後期高齢者広域医療連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
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