区内初、認知症カフェ誕生 地域で支える交流拠点に
認知症の人と地域住民が気軽に集い、交流する場として全国的に広がりをみせる「認知症カフェ」がこのほど、都筑区にオープンした。今後、毎月1度、都筑ふれあいの丘駅にほど近い飲食店を会場に開催する。専門家やボランティアと一体となった高齢者支援の新たな取り組みとして注目が寄せられる。
本格的な少子高齢化時代を迎える中、横浜市は65歳以上の高齢者が82万人を超えた(3月31日現在)。市内で住民の平均年齢が最も低い都筑区でも高齢者は3万人を超え、今後もこの数は右肩上がりになると予測されている。
そんな中、認知症や予備軍、介護者の支援と交流を目的にオープンしたのが認知症カフェだ。主催するのは荏田南ほほえみ交流カフェ運営グループ(山田美千子代表)で、市の養成研修を受けた認知症キャラバン・メイトやグループホーム・地域包括支援センター職員などで構成する。
同グループは認知症への理解と、活動の普及啓発に取り組む中で、「認知症の人たちを支える拠点が地域に必要」と痛感し、カフェオープンの足掛かりとして宮前区のカフェを3カ月に渡り視察を重ねた。また、メンバーらは会場探しにも奔走し、駅前の立地にある富士見茶屋(葛が谷13の6)の協力を得て、場所を確保した。
「受け皿として活用を」
区内外の認知症者3人を含めた34人が参加した第1回認知症カフェ。20分ほど認知症や予防の話をし、楽器の演奏などで交流を楽しんだ。参加者の感想から一定の手応えを感じた山田さんは「予想以上に好評だったので驚きました。都筑区は親を区外から呼び寄せる家庭が多い地域なので、今後も認知症に対して意識を高める必要があります。その受け皿としてこのカフェを活用してもらえれば」と展望する。
カフェの開催は毎月第一火曜の午後1時半から3時半まで。会費は飲物代として100円が必要。メンバーらは「認知症の方だけでなく、障害のある方や地域の方などどなたでも気軽に来てほしい。また介護をしてお疲れの方はリフレッシュする時間にして頂ければ」と呼びかけている。問い合わせは山田さん【携帯電話】080・3270・4649、または【電話】【FAX】045・941・7454。
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