統一地方選の横浜市議選、県議選が12日に行われ、即日開票された。市議選は新人の長谷川琢磨氏(自民)が、県議選は現職の敷田博昭氏(自民)がそれぞれトップ当選を果たした。区内の投票率は市議選が38・46%、県議選が38・35%でともに過去最低の記録となった。
市議選
今選挙から定数1増の5議席を6人で争う形となった都筑区の市議選。現職は自民の草間剛氏、公明の斎藤真二氏、維新の望月高徳氏がそれぞれ議席を守った。新人は、嶋村勝夫氏の後継として立った長谷川氏が1万3496票を獲得してトップ当選、さらに民主の木原幹雄氏が初当選した。民主として市議2期を務めた森裕之氏は今回無所属として臨んだが、返り咲きを果たせず涙をのんだ。
トップ当選の報を受けた長谷川氏は「驚いています。地域の皆様の期待の表れだと思います。選挙活動で訴えてきた子育て、教育、高齢者、安全安心の街づくりという課題の解決に向けて、人とのつながりを作りながら前に進みたい」と抱負を語った。
県議選
県議選は定数2に対し、現職2人と新人1人の争いに。4選目の挑戦となった敷田氏は前回から5631票を上乗せし2万7280票を獲得してトップ当選。民主の山口裕子氏は3選を目指して出馬し、こちらも前回から2674票を増やし、1万8924票を獲得して議席を守った。維新から出馬した新人の内野敦氏は、地域を知る地元出身者としての強みを訴えたが現職の壁に阻まれた。
午後11時15分過ぎ、開票速報を待つ敷田氏の事務所に当確の一報が入ると支援者から大きな拍手に包まれた。敷田氏は「(選挙は)何度やっても厳しい戦い。常に支えていただき、力強いご支援を受けた結果です」とあいさつし、「初心に立ち返り、謙虚さを失わないよう心がけ、引き続き治安や災害対策、医療福祉問題など本来の役割、使命を担い努力していきたい」と思いを新たにした。
市内ワースト
市議選の投票率は市平均が42・00%。都筑区は38・46%で、前回(44・63%)から6・17ポイントの減。県議選投票率は県平均が41・81%、市平均が41・80%。都筑区は38・35%で、前回(44・64%)から6・29ポイント下がった。市議選投票率で最下位の西区が無投票だったため、県議選では都筑区がワーストの投票率となった。この投票率は市議、県議選ともに過去最低を記録した。
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