186校の頂点を決める高校野球選手権大会の決勝が7月28日に横浜スタジアムで行われ、東海大相模が横浜に9対0で勝利し、甲子園の切符を手中にした。
天下分け目の決戦。横浜の先発マウンドに立ったのは、東山田中出身の石川達也選手(2年)だった。ここまでノーシードから勝ち上がってきた同校を投打で牽引。準決勝、桐光学園戦では延長10回、サヨナラ安打を放つ活躍を見せた。
実は石川選手、23日に大好きだった祖父が亡くなったばかり。悲しみに包まれる中、左ポケットに祖父の写真を忍ばせ、決勝の大舞台に臨んだ。
相手は昨年の覇者、東海大相模。真っ向勝負では歯が立たない。渡辺元智監督から「緩急を使って勝負しろ」と言葉をかけられた。
初回、1番打者に投げたのはスローカーブ。その後も堂々たるマウンドさばきで、強打を誇る相模打線に的を絞らせない投球を展開。ピンチの場面で内野手がマウンドに集まった後は、心を落ち着かせるように左手をそっとポケットに添え、視線を空に向けた。
試合後、石川選手は「自分の力不足。じいちゃんを甲子園に連れて行きたかった」と言葉を振り絞り、「仲間と切磋琢磨して、来年の夏、必ず勝ちに行く」とリベンジを誓った。
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