都筑区民文化祭の実行委員長を務める 金子 進さん 金子保商事代表取締役 茅ケ崎中央在住 66歳
「文化の息吹」注ぎ込む
○…クラシックやロック、伝統芸能、花、絵画など、あらゆる団体が参加する都筑区民文化祭。実行委員長になり4度目を迎える。「みんなの潤滑油になれれば」とイベントを下支えしてきた。近隣企業や団体に自ら足を運び協賛を得る「縁の下の力持ち」だ。港北ニュータウンの開発事業が発表されてから早50年が経過。ひと段落した今、「文化を通し、人の心の豊かさを育みたい」。この地で生まれた人や訪れた人に「都筑っていいね」と言われる街づくりを念頭に活動を続ける。
○…中川小、中川中出身の地元育ち。「享保(江戸時代中期)と書かれたお墓がある」代々続く名家の生まれだ。長男として農家を継ぐため県内の農業高校に進学。その後、ニュータウンの開発もあり大学では経済を学んだ。農地の利活用などを理解するため、在学中に宅建の資格を取得した努力家。「当時の試験は六法全書の持ち込みが可能だった」と笑うが、合格率は3割程。先を見越し、堅実な学生生活を過ごした。
○…大学卒業後はJAに就職。不動産や預金、融資などの実務経験を約20年積んだ。開発で活気づく街、1996年の40代半ばに満を持して不動産業、金子保商事を設立。都筑区初代連合自治会長でもある父親の名前を会社名にした。「親父の信頼もあるし、敬意を表した」と照れ笑い。街づくりに尽力する「父の背中を見て育った。親を超えたいと思っている。先人が作り上げたニュータウンに文化の息吹をもたらしたい」
○…正覚寺総代や都筑の文化「夢スタジオ」委員長など10以上の役職を兼務する多忙な日々。会社のあるセンター南では商業地区振興会の会長としてイベントを取り仕切る。春まつりの鯉のぼりや冬場のイルミネーションは「セン南」の風物詩になった。「事故なく、無事にイベントが終わった時の達成感が原動力。この街で生まれたから」。ニュータウンのために、今日も街を駆け巡る。
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