茅ケ崎南MGCRS地区社会福祉協議会(荒田敬道会長)は4月3日、港北ニュータウンメゾンふじのき台の集会所内に多世代交流カフェ「憩いの場」をオープンした。
1989年に建築されたメゾンふじのき台は、19棟・約1100世帯が生活する集合住宅。統計データによると同地区住民の平均年齢は2000年の33・8歳に対し、15年時点では42・3歳になり、築年数を重ねるにつれて高齢化が進んでいた。一方で完成当時の入居者が退去し、子育て世代に入れ替わる世帯もあった。
こうした現状を受け、荒田会長は子どもから高齢者まで交流できる居場所づくりを検討。UR都市機構が集会所の改修工事を実施し、先月の完工を受け、今回のカフェ開設に至った。
「安心できる場所」
「憩いの場」は同地区社協ボランティアにより、毎週火曜の午後1時〜5時に開催。参加費100円でコーヒーやお茶、菓子を楽しみながら、介護や子育てなどの話をしながら利用者が交流する拠点だ。
2回目の開催となった4月10日には、地域住民ら約30人が参加。2歳の子どもと訪れた市川佳子さん(43)は「子育ては大変。まちに住む方が面倒を見てくれたりするので、安心できる場所」と話し、片岡寿美子さん(91)は「家にいても話し相手はテレビだけ。多くの方と交流できてうれしい」と語った。
荒田会長は「もっとたくさんの人が参加できるイベントを企画していきたい。人と人との輪が広がってもらえれば」と思いを述べた。
(問)荒田会長【電話】045・942・5826
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