中央大学附属横浜高校(袴田兆彦校長)=牛久保東=陸上部の平岡昌敏さん(高3)と吉川絢斗さん(高2)が全国高校総体(インターハイ)男子5000m競歩に初出場する。同部男子生徒では初の快挙だ。
6月に群馬県で開催された関東大会南関東地区予選会に2人は神奈川県代表として出場した。平岡さんが2位(22分06秒59)、吉川さんは4位(22分09秒16)のタイムで全国行の切符を掴んだ。
陸上部顧問の常磐信欽さん(42)は「平岡は全国に行くと思っていた。吉川には8番以内を意識してくれと伝えていた。予想外だった」と笑顔を見せる。同校陸上部では5年程前から中長距離の選手が競歩にも取り組み、大会へ出場してきた。
常磐さんは県内で唯一、競歩の審判資格「JRWJ」を持つ指導者で2年前にも女子部員がインターハイに出場するなど実績を上げている。近年「競歩をやりたい」と陸上部の門を叩く生徒もいるそうだ。男子部員初の快挙に「3年の平岡は決勝ラウンドに進んでほしい。吉川も来年につなげる大会にしてほしい」とエールを送る。
二人三脚で歩む
17年8月から本格的に競技を開始した平岡さんはデビュー2戦目で県大会入賞。最上級生になった現在は、後輩部員に歩き方やフォームなどのアドバイスを送り、積極的に話しかけているという。「先輩方が競歩を続けてきたことで今がある。先生や環境にも感謝して全国では歩きたい」と平岡さんは抱負を語る。
吉川さんは1学年先輩の平岡さんに誘われて競技をスタートさせた。県外大会に帯同し平岡さんの勇姿を見た吉川さんは「かっこよかった。自分もやってみたい」と競歩に興味を持ったという。6月の関東でも自己ベストを1分以上更新するなど力を付けてきた。
2人で切磋琢磨し練習に励んで掴んだ初の全国舞台。男子5000m競歩は8月4日(土)に三重県で予選が行われる。共に「決勝に進みたい」と二人三脚で歩む意気込みだ。
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