明治元年から150年の節目にあたる今年は、全国各地で「幕末維新」「文明開化」などを題材にした展覧会が行われている。横浜市歴史博物館(都筑区)では明治元年の戊辰戦争に着目し、企画展「戊辰の横浜 名もなき民の慶応四年」を9月9日まで開催している。
戊辰戦争は薩摩藩や長州藩らを中核とした明治政府軍と旧幕府勢力などによる争いのこと。当時、横浜市域では戦闘はなかったものの、資料を調査したことで横浜が銃の貿易地であることや、明治政府軍が江戸を目指す通り道になっていたことが分かっている。
「当時の生活」ひも解く
企画展は戦争時の横浜市域の村々や人の姿を地元の資料など約120点からひも解く。資料として、村の人の日記を多く展示。明治政府軍からの要求やそれに反発する当時の村人の様子を感じることができる。
大棚村(都筑区)では新政府軍から村人へ人手や食料を催促する文面が見つかっている一方で、長尾村(川崎市)では新政府軍からの要求を一切受け入れなかったという日記も残っている。
担当学芸員の小林紀子さんは「当時を生きた人のリアルな生活を感じることができる。楽しんでいただきたい」と話す。
開館時間は9時〜17時。月曜休館。一般500円、大学・高校生200円、小中学生100円。 (問)同館【電話】045・912・7777
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