総合格闘技、プロフェッショナル修斗公式戦・世界バンタム級チャンピオンシップが11月17日、後楽園ホールで行われ、坂口道場(仲町台)の佐藤将光選手(31)が和術慧舟會トイカツ道場の齊藤曜選手(33)を破り、2度目のタイトル防衛を果たした。
修斗は、1980年代に創始された日本発祥の総合格闘技。キックやパンチなどの打撃に加え、寝技などの組み技も認められている。
佐藤選手は昨年10月に自身初となる世界王座を獲得し、今年7月には初防衛に成功。2度目の防衛がかかった今試合では、過去に完敗を喫した齊藤選手を逆指名し、「チャンピオンとして情けなかった。ここで終わってたまるかと思った」と、魂を燃やした。
当日試合が動いたのは4R 。相手の背後に回った佐藤選手がパンチを連打。必死にガードする相手の隙間から強烈なパンチが入り、KO勝ちを決めた。「ようやく勝つことができてほっとした。競技への思いが自分をここまで引き上げた」
働きながらつかんだ栄光
一対一での真剣勝負に魅力を感じ、大学入学を機に総合格闘技の道へ。在学中にプロデビューを果たした。
修斗を始めたのは4年前。「やるからにはタイトルを狙う」と志を高く持ち、週5日、約2時間の練習を坂口道場で行い、武器である打撃の強化や、寝技、組み技を磨いてきた。また普段は、池辺町にあるワンタイ建設(株)で働いている佐藤選手。「重いものを運ぶ作業は筋トレになっている。試合前に職場の仲間から『けがしないようにね』と優しく声を掛けてもらう」とうれしそうに語る。
来月には指導者として、都内に自身のジムも開設予定。「まだまだ道の途中。これからも挑戦を続けながら一生、総合格闘技に携わっていたい」と前を見据える。
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