中川駅前広場で26日、中川駅前商業地区振興会(馬場武志会長)主催の「オクトーバーフェスト」が開催される。毎年、同時期に実施していた秋まつりの内容を変え、新たな試みに取り組む同振興会を取材した。
毎年、春と秋に近隣店舗による飲食物の出店や子どものダンスステージを用意した祭りを開催していた中川駅前エリア。しかし、運営を担っていた地域の景観の管理をしているNPO法人ぐるっと緑道と同商業地区振興会会員の高齢化や参加会員の時間的な負担を考慮し、今年の秋まつりの廃止が決定していた。
「地域の恒例行事をなくしてしまうのは寂しい」と立ち上がったのは、今年の6月に同会の大久保信正前会長から会長のバトンを継いだ馬場さんや(株)ナイズの藤島一広さん、ミニ四駆処きんぎょの小松史明さん。3人とも以前から地域づくりに積極的なアラフォーの若手組だ。
まつりを無理なく継続させていくため、振興会は場所の提供と来場者の確保のみを担当し、出店は外部からキッチンカーなどを募るスタイルに。「主催者も来場者も、皆で楽しめるまつりを作りたい。今回はその第一歩」 と馬場会長。この仕組みを5月から考えていたという小松さんは「中川を子どもが帰ってきたいと思えるまちにしたい。イベントなど思い出に残ってくれれば」と思いを馳せた。前会長の大久保さんは「まちのために活発に活動してくれて嬉しい。新しい中川を楽しみにしてる」とエールを送る。
まつりは14時〜21時。14時半〜、15時半〜に行われる仮装大賞は当日参加可能。
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