横浜市内で収集された家庭ごみの量が急増している。新型コロナウイルス感染症に伴う政府からの外出自粛要請で家庭内での消費活動が増えたことが影響。今年4・5月の市内家庭ごみの収集量は、昨年同期比で約113%となった。市ではSNSで食品ロスの啓発など家庭ごみの削減を呼びかけている。
4・5月の主な家庭ごみ(燃やすごみ、缶・瓶・ペットボトル、プラスチック製容器包装)の収集量(5月は26日時点)は11万8840トンで、昨年同期比で112・6%と1万3342トン増加した。特に缶・瓶・ペットボトルは収集量が昨年同期比で116%となった。
新型コロナに伴い緊急事態宣言が出された4月・5月は、政府からの外出自粛要請の影響で自宅内での飲食などにより消費活動が増え、家庭ごみが急増したと考えられる。各地区のごみ集積場の回収が滞ることはなかったが市資源循環局では「5月の連休後は収集量の増加により、資源物の中間処理で人手を増やしたが、処理が追い付かない状況です」と話す。
自己搬入に個数制限も
「巣ごもり」時間が増えるなか、模様替えや片付けなどの需要から、粗大ごみの自己搬入の受付件数は4月で1万2195件と昨年同月と比べ2072件増加。施設の入り口付近の渋滞や受付時に「密」な状態となるため、1日の持ち込み個数を制限。港南ストックヤードでは受付を午後4時までに短縮している(通常午後9時)。
また、古着などの古布類は、輸出ができないことなどを理由にリユースが滞っており、現在も見通しが立っていないという。市同局は「お急ぎでないごみや資源物の排出は当面、ご遠慮いただきたい」と話す。
新型コロナへの感染を防ぐため職員には、マスク支給や業務の2部制導入で職員同士の接触を避ける対策を実施。市同局は「ごみ袋は固く縛るなど市民の皆様の感染対策も引き続きお願いします」と呼びかける。
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