区内の中小製造業者が持つ高度な技術の発信や、まちに住む子どもに町工場の魅力を伝える活動を行うメイドインつづきのメンバーが広告できるマスク「POPマスクTM」を開発した。
同マスクの発起人は、プラグの抜け防止システムなどを開発している(有)アバンテックの高橋明弘代表取締役。新型コロナウイルスの収束が見えないなかで「必需品になるマスクでなにかできないだろうか」と考え、広告できるマスクの開発を始めた。製作にあたりプラスチックの加工や印刷の技術が必要だったため、金属表面処理や自動車、二輪車パーツの開発販売を行う(株)コーケンの二宮慎一郎代表取締役とプラスチックや金属製品の塗装や印刷などを行う(有)美光技研の中澤文恵代表取締役に声をかけ共同で取り組んだ。
マスクは樹脂製=表面で紹介。3Dプリントを使いマスクに加工。通気性を上げるために空気穴の数や位置、プラスチックの形状にこだわった。「プラスチック業者に飛び込みで教えてもらったりと勉強になった」と二宮代表。中澤代表は「初めての経験だったが面白かった」と話した。
ワンチーム感出せれば
「飲食店や旅館などのサービス業や学校で使ってもらい、一体感出せればいいな」と期待するのは高橋代表。同マスクは、スポーツ観戦時の応援ツールとしても検討されている。「メイドインつづき企業として技術を利益に変えていくことをこれからも続けていく」と意気込んだ。
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