手話言語普及推進議員連盟設立 神奈川県議会議員 しきだ博昭
2014年12月、県議会は、鳥取県に次いで全国2例目、議員提案としては全国初となる手話言語条例を制定いたしました。これは、日常的に「手話」をコミュニケーション手段として使用されている方々の当事者団体である神奈川県聴覚障害者連盟より、約5万5000筆超の署名とともに条例制定を求める陳情が提出されたことを受け、県議会内に設置した検討チームで議論を重ね、制定されました。
私も、検討チームの一員として、当事者の皆様との意見交換会や鳥取県等先行自治体への視察を通じ、制定に向け、精力的に取り組んで参りました。私自身、条例案の提出者の一人として、本会議において、100人を超える当事者はじめ関係者が見守る中、全会一致で可決成立した瞬間を、今も鮮明に記憶しています。条例制定以降、推進計画の策定や乳幼児手話言語獲得支援事業の実施等、様々な取り組みを着実に進めて参りました。
こうした中、県議会は、昨年12月、86名の参加により「神奈川県議会手話言語普及推進議員連盟(会長土井隆典議員)」を設立しました。
私も、幹事長として、「手話言語」の一層の普及推進に最善を尽くしていく決意を新たにしています。議員連盟では、全日本ろうあ連盟や神奈川県聴覚障害者連盟はじめ当事者団体との連携をさらに深め、手話言語法の制定や聴覚障害者のオリンピックと呼ばれるデフリンピックの日本誘致を後押しすべく活発な活動を展開していきたいと考えています。
また、すでに条例を制定している鳥取県や長野県はじめ他の議会とのネットワークづくりについてもリーダーシップを発揮して参ります。
このたびの議員連盟設立にあたり、改めて、「手話言語」の普及と、さらなる県民の理解促進に努めるとともに、一人ひとりの個性と人格が尊重され、自分らしく暮らすことのできる「ともに生きる社会」の実現に力を注いで参ります。
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