区内ダンスチーム
チア世界選手権に出場
日本代表としては初
4月10日
60歳からの働き方を考えるNPO法人ロクマル(有澤厚子理事長)がこのほど、「老い」についてまとめた冊子『ロクマル世代の未来そして希望』を制作した。高齢者や一人暮らしの人に手紙付きの弁当を届ける「お手紙弁当」の取り組みを通じて見えてきた実態を伝えている。
昨年の7月から続いている「お手紙弁当」の取り組み。水曜と木曜に配達を行い、毎週20数件の利用があるという。利用者は区内に住む80代、90代の一人暮らしの女性。
同NPOのメンバーは配達を重ねる中で高齢者だけでの生活の難しさが見えてきたという。注文はあったのにインターホンを押しても耳が遠く反応がない人や、高齢になってから都筑区に引っ越してきたので知り合いがおらず人とのつながりが作れないなど課題を知った。「生活の中にこうやって老いが来るのかと気づくことができた。ロクマル世代(60代)ができることは何か考えるきっかけになった」と有澤代表。
「この気づきをまとめたら役に立つのでは」と考えた同法人では、ライター講座を開催し、冊子の取材のためのスタッフを育成。5人のライターがそれぞれ利用者に取材し、およそ半年をかけて完成させた。「会って話すことで知らなかったことに触れることができた」「ああいう年の重ね方をしたい」と参加したライターら。
冊子制作を通じ、有澤さんは「80歳から先の生活が全くイメージできていなかった。ここで得た気づきや考えを共有し、これを機にみんなで考えを交換できる場を作っていきたい」と話した。
次回の発行に向けライターの募集を行う予定。詳細は同NPOのホームページで。
冊子は現在配布を行っている。問合せは【電話】045・944・1714。夏季休業のため8月18日から対応する。
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