コロナ禍で運営のための収入が激減し、昨年から劇団の存続をかけたクラウドファンディングを行っている劇団かかし座(後藤圭代表)。今年で創立70周年を迎える中、歴史や技術を次世代につなぐため、無料ライブを通して更なる支援を呼びかけている。
日本で一番最初の「現代影絵劇団」として1952年に創立した同劇団。1994年からは南山田町を拠点として、国内外での公演や教育機関でのイベントなどを数多く行ってきた。
しかし一昨年から徐々に新型コロナウイルスの影響が暗い影を落とし始め、活動の多くを中止せざるを得ない状況に。2020年2月から21年12月まで270日の公演が中止・延期となり、それに伴う損失額は9754万9333円に上った。そのため劇団運営のための資金収入は激減。劇団の存続が危ぶまれる事態に追い込まれた。
「創立以来、70年の長きにわたって夢を届けてきたこの劇団の活動を絶やすことこそ真の損失」と後藤代表。そこで昨年11月から始めたのがインターネットを通じて不特定多数の人に資金提供を呼びかけるクラウドファンディング。目標金額を5000万円に設定し、返礼品には同劇団のオリジナルグッズや、公演無料券などを用意した。
開始からおよそ3カ月が経ち、現在は約600人から730万円の支援が集まっている。団員らは「沢山の方にご協力頂き本当に有難く思っています」と話す一方で、目標である70周年記念公演の実施やワールドツアーの実現に向けて「更なる支援をお願いさせていただく必要がある」と力を込める。
1月8日にはセンター南駅前の野外ステージで地元の人々に支援を呼びかける無料ライブを開催。会場には多くの観客が集まり影絵のパフォーマンスを楽しんだ。
クラウドファンディングは今年の2月17日まで実施中で、1000円からの支援が可能。後藤代表は「これまで培ってきた技術や長い歴史を次世代につなぐためにも、皆さんの力をどうかお貸しください」と呼びかけている。
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