コロナ禍でイベントが制限される中、子どもたちにも劇団にも企業にも寄り添った三方良しの支援を--。不動産仲介会社「神奈川ロイヤル株式会社」(本社西区)が3月29日、区内の文化振興の一環として、都筑区に拠点がある現代影絵の専門「劇団かかし座」の書籍とDVDを都筑区に寄贈した。
「かかし座さんもコロナ禍の厳しい経営でクラウドファンディングを行っている中、これまで様々な社会貢献に取り組んでいる神奈川ロイヤルさんに声を掛けてみた。子どもたちにとっても作品を見る機会が増えることにつながる」と話すのは、寄贈の案内役を果たした敷田博昭県議。
神奈川ロイヤル株式会社が、「劇団かかし座」の書籍とDVDを合計37セット、約56万円相当を購入し、都筑区へ寄贈した。書籍とDVDは区内の市立小学校や区民利用施設で活用するという。
この日の寄贈式に出席した同社の木島寛代表取締役は「これからの時代を背負う子どもたちにはぜひ日本の昔の良いものも知ってほしい。パソコンやゲームばかりでなく、色々な経験をしてほしい」と今回の寄贈への思いを話す。
かかし座の後藤圭代表は「地域の皆さんに多くの協力を頂いた。コロナ禍で逆にかかし座には今までになかった面を育てて頂いたと思う」などと感謝の念を示した。
「観賞会を開くなど各学校で工夫しながら活用してもらいたい。寄贈していただきありがたい」と都筑区小学校長会の会長の二瓶庄吾校長。
佐藤友也区長は「区内の学校で末長く活用していきたい。それが色々な形で発展していくことに期待したい」と話した。
![]() 寄贈された書籍とDVD
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